バルトーク:ピアノ協奏曲第1番&第2番&第3番



バルトーク:ピアノ協奏曲第1番&第2番&第3番
バルトーク:ピアノ協奏曲第1番&第2番&第3番

商品カテゴリー:ミュージック,CD,DVD,クラシック,音楽
収録曲:ピアノ協奏曲第1番, ピアノ協奏曲第2番, ピアノ協奏曲第3番,
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生誕80年を迎えたクラシック音楽界の知の中心人物、ピエール・ブーレーズがこのたび世に問うバルトークのピアノ協奏曲全集は、第1番がツィマーマンとシカゴ響、第2番がアンスネスとベルリン・フィル、第3番がグリモーとロンドン響――ピアニストとオーケストラをすべて変えてレコーディングするという豪華な企画となった。

第1番は、ピアノの打楽器的な用法が斬新な、めくるめくリズムの饗宴。ツィマーマンが冒頭の低音開始からゾクゾクするような緊迫感を放ち、シカゴ響の強靭な安定感とともに、聴き手を強烈な磁力で一気に引きずりこんでいく。ツィマーマンならではの骨太で深い打鍵がたまらない。「珍しい昆虫の生態」とでも名付けたくなるほど独創的な第2楽章では、分厚い塊のような和音の連打がボディブローのように効く。ウルトラCの超絶技巧が連発される第3楽章は、ほとんど血圧急上昇もの。

第2番は最初からパワー全開だ。ベルリン・フィルのような攻撃型のオーケストラこそこの曲にはふさわしい。眩惑のピアニズムで脳髄がグルグルとかき回されそうな第1楽章。不安と幻想が交錯する第2楽章。フリージャズも真っ青なくらい過激で野性的な第3楽章では、酋長の咆哮のようにベルリン・フィルの威力が炸裂! その中でも透明な美しさを失わないアンスネスのピアノも素晴らしい。

第3番は詩的な第2楽章が白眉。死のような静寂の中に、希望と絶望が交錯する。グリモーのピアノは、祈るように透明なピアニシモが美しい。ロンドン響も輝かしく重厚な音色がこたえられない魅力を放っている。

研ぎ澄まされた知性に加え、豊穣な内容とゆとりをも感じさせる、極上のバルトークが堪能できる1枚である。(林田直樹)



バルトークな70分

彼はティンパニとバスドラム(大太鼓)がとっても好きなんだなってわかる、とてもとてもバルトークな曲ですね。1番も2番もすごいんだなあ(ごめんなさい、分析的な言い方はするつもりはないので)。1番のシカゴ、2番のベルリン、いやあとってもすごい。3番は異質だし、おまけと思った方がいい。しかし、圧巻なのは2番の3楽章。曲自体も演奏もバーバリアンな作りで、まるでアルカポネが行進しているよう。それにしても、ベルリンのものすごいアンサンブル、集中力に脱帽。奏者一人一人が独立したソリストとしての自覚と才覚がないとこんな音は生まれない。

ブーレーズは作曲者だからこそ、こんなアプローチができる。作った人の論理で振るから、ある意味ズルなんだ。だって、指揮者よりも作曲者にそれだけ近いんだから。まあ、聞き手としては面白いんだけど。で、このCDはお勧めかと聞かれたら、当たり前でしょ!! これを聞かずしてバルトークを語るなかれ。他にも2枚ピアノ協奏曲を聴いたけど、これがいちばんおもろいです。至福の70分ですよ。

豪華ピアニストの競演

バルトークの残した3曲のピアノ協奏曲を、それぞれ現在最もベストと思われるピアニストで録音してしまった豪華盤です。デビュー時からDG専属のツィメルマンと、DGに移籍したばかりで売り出し中のグリモーはともかく、アンスネスはEMIのピアニストであり、わざわざこの企画のために引っ張り出してきたからには何かあると思わざるを得ません。そして、演奏内容はそれを裏付けるものになっています。
第1番はピアノを打楽器として使用した画期的な作品です。ツィメルマンは彼らしい精緻なピアニズムで弾いていますが、全体として抑え気味のトーンになっているため少々不満が残ります。第2番は爆発的なエネルギーを秘めた曲で、ここではアンスネスが従来の彼のイメージ−静謐でリリカル−を打ち破る情熱的な演奏をしています。このためにアンスネスを引っ張り出したのか、と納得するでしょう。第3番はバルトークがピアニストだった妻のために書いた作品で、そういった意味でも女性ピアニストが演奏する意義のある曲ですが、グリモーの演奏はいつもどおり硬質な音色が主体になっており、ともすれば剛直に思え少々違和感がありました。ただ、第2番からのシークエンスを考慮すると、このような演奏解釈は悪くありません。
それにしても、一番驚いたのはジャケット写真でしょう。これだけ豪華なピアニスト陣を擁しながら、ブーレーズのドアップだけ。おじいちゃんにはかないません。
好みの問題かもしれませんが。。

今回は私が一番好きな、協奏曲1番についてですが、
正直、ピアノが、物足りない感じでした。録音のせいなのかもしれませんが、ピアノが、かわいらしい感じがしました。
ポリーニのCDを聞いた人なら、ものたりなさを感じるかもしれません。
疾走感はよかったのですが。1番については(個人的な好みの問題かもしれませんが)期待通りとはいきませんでした。
けれど、2番はとてもよかったように思います。ただし、ペットが少し微妙な気がしたのですが。



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