アンダーカレント



アンダーカレント
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商品カテゴリー:インディーズ,ジャズ,フュージョン,ミュージック,ポップス,JPOP
収録曲:マイ・ファニー・ヴァレンタイン, アイ・ヒア・ア・ラプソディー, ドリーム・ジプシー, ローメイン, スケーティング・イン・セントラル・パーク, ダーン・ザット・ドリーム,
セールスランク:29677 位
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ビル・エヴァンスのピアノとジム・ホールのギターが交錯する、コラボレーションアルバムである。本作の2人の絶妙な競演は、その後のジャズ界に「インタープレイ」という言葉を流行させたほどである。ムーディーな雰囲気で、部屋を暗くしてウイスキー片手に夜を過ごしたいときや、悠々とした気分で読書するときのBGMに最適だ。また、水面下で女性が漂うジャケットの美しさも評判になった。
リチャード・ロジャースの名曲<1>は、リズム感のあるスリリングな演奏に仕上がっている。別テイク<2>も収録されているので、その微妙な違いを聞き比べるのもおもしろい。別テイクといえば、ホールの代表的なオリジナル曲<7>も2つのテイクが収められている。残りの7曲は、すべてゆったりとした曲である。59年の映画『拳銃の報酬』のサントラに使われた<9>は、マンハッタン・ジャズ・クインテットの美しいワルツ曲だ。
繊細な表現力をもった2人の世界が絡みあう、まさに名盤中の名盤だ。(新井由己)



マイ・ファニー・ヴァレンタイン。それだけで買うに値する。

 とにかく1曲目を聴けば、この2人の凄まじいストイックさに圧倒される。

 いくらモダンジャズでも、ここまで裏のリズムから入ってくる演奏はほとんど見当たらない。「もう表から入っても良いだろう」と思うところを、ひたする裏をとり続ける。演奏してる側からするととてつもない苦痛を伴うはずだ。体は自然に表のリズムをとりたがるものだから。

 一瞬の油断も許さない極限の演奏。緊張感が張り詰め、巨匠2人が創造的で熱いインタープレイのバトルを繰り広げる。それでいて得も言われぬ程に美しい。「人間ってここまでやれるんだ」という感動の震えさえ生じる。

 あまりに1曲目が凄まじかったのか、2曲目以降は少し大人しくなってるところが微笑ましい。逆にいえば、あの緊張感で全ての曲を演奏するのは人間には無理ということだろう。どれだけ1曲目の演奏が創造的で、精神的な負担であったのかを物語っている。

 ジャズに興味がある方には是非聴いて欲しい一枚。但し、耳がある程度ジャズに慣れてないと、何をやってるのか、どこが素晴らしいのか理解できないかもしれない。チェット・ベイカーのボーカルなどで「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」の原曲がどんなものなのか前提知識として入れておくと、さらに楽しめると思う。
ジミヘン並に重要な人物

ジム・ホールはいつもの浮遊感のあるプレイと違って、
意外にオーソドックスなトーンや音使いという感じ

でも1.の別テイクでは
スウィープ(だと思います・・・)をやりまくったりと
暴れているところもあります
(このアルバムには別テイクは収録されてません)

ビル・エヴァンスも
左手でオルガンジャズ的なバッキングを披露したりと
いつもと違う面が聴けるアルバム


ジム・ホールがギターコードをダウンピッキング(?)でずっと8分弾きするところで、
モグワイとかのポストロック系や
キュア?、
果ては、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
までを思いだしてしまいました


ロバート・フリップ(キング・クリムゾン)

ビル・フリゼ?ルへの影響も考えると、
改めてギター史においては
ジミヘン並に重要な人物だと思いました


インタープレイの原質を鋭く記録した名演

ビル・エヴァンスといえば1959年末に結成したスコット・ラファロ、ポール・モチアンとのピアノ・トリオによるインタープレイによって不滅の地位を築いたことで知られる。しかしわずか1年半後、1961年6月のラファロの交通事故死が、ゆるぎないインタープレイの世界に終止符を打つことになったのである。その後エヴァンスは、チャック・イスラエル、ゲーリー・ピーコク、エディ・ゴメスといったラファロに肉薄する優れたベーシストとの共演をとおして1980年の死を迎えるまで数々の名演によってモダンジャズに輝かしい足跡を残すことになったが、このラファロを含むトリオでの神がかったプレイには一歩及ばなかったといえよう。ラファロを失ったエヴァンスがピアノトリオというフォーマットでなく、名手ジム・ホールとのギター、ピアノによるデュオでのインタープレイを望んだのはラファロという盟友を失った心の痛手を癒し、異なったフォーマットの中で自らのインタープレイの可能性を探る意味で、どうしても実現したい試みだったのだろう。トリオの複雑な絡み合いと異なり、デュオという相互の対話を通して真剣勝負のインタープレイが可能になる。マイ・ファニー・バレンタインという甘く切ないバラードでさえ、鋭く切り込む二つの個性がぶつかり合い、リズム、メロディ、ハーモニーが有機的に絡み一つの音楽世界を構築している。インタープレイとは何かという本質的な姿を示したデュオの大傑作であり、エヴァンス、ホールそれぞれの最良の部分を記録した名演として語り継がれるであろう。また、ジャケットの女性が湖の水面下に漂うセンセーショナルな写真は美の底流の静謐なイメージを伝える秀逸なデザインであり、音楽の内容と見事に一致している。
ピアノとギターの熱き戦い

ピアノ対ギターの一騎打ちアルバムである。
まさに丁々発止とやり合うとは、このことだ。
エヴァンスとホールで「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」とくれば、とろけるようなバラード演奏を期待しがちだが、そういう期待を熱く裏切る快演なのである。
アップ・テンポにおけるエヴァンスの、ドライブ感と歌心溢れるソロの数々は、リヴァーサイド盤でも十分に堪能できるが、ここに聴かれるようなホールの戦闘的なギター・プレイには、なかなかお目にかかれないように思う。
余談ながら、LP発売当初は本物の女性の水死体がジャケットに使われていたと言うから、恐ろしい。
エヴァンスはヴァーブでもホールと組んで「インターモデュレーション」という名盤を、またホールは後年ロン・カーターとデュオで「アローン・トゥゲザー」という名盤を残しているから、興味のある方はそちらも聞いて欲しい。
これは凄い

音が密で、二人の相当気合いの入ったインタープレイが凄いですね。どの曲も濃密な演奏で、じっくり聴かせる。個人的には、"I hear a rhapsody"が入っているのが嬉しい。良い曲なんで好きですね。皆さん言ってる事ですが、ジャケットの写真も内容を表していて素晴らしい。名作ですね。



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