不思議の国「アゾット」の旅行記
クラフト・エヴィング商會の最初の本
『どこかにいってしまったものたち』に続く一冊。
前著はクラフト・エヴィング商會先代吉田傳次郎が販売した、
不思議な物品にまつわる一冊であったが
本書は吉田傳次郎が訪れた不思議の国「アゾット」
の旅行記、並びにお土産の図版である。
もちろん中身は架空の旅行記とお土産である。
しかしその世界観はファンタジックかつ上品であり
僕たちが見たことも無いモダンへの憧憬と
ノスタルジアとに溢れている。
あったら、いいな
最初に読んだときは、不思議な世界観と美しい写真に圧倒され、それから何度も読み返すうちに、どんどん引き込まれていきました。 まるで仕掛け絵本。次から次へと「えっ、そんなこと書いてあったっけ?」とページを戻らなければいけない(しかもそれが苦痛でないのです)事実が発覚し、しまいに私はメモを取りながら読んだりもしました。 あるはずのないもの、わすれてしまったもの、そしてたいせつなもの。 そんなものたちを感じさせてくれる、静かで落ち着いたいつでもひもときたい物語です。ぜひぜひ、「過客」となって遠国アゾットへ訪れてはいかがでしょう?
一生もの。
ぐいぐい引き込まれ、寝食も忘れて 一息に読みきってしまうような本ではありません。 むしろ一語一句を大切にじっくりと味わいたくなる本だと思います。 読書灯を付けて、暖かいミルクティと毛布を用意して・・・と この本を読むときはあったか〜い雰囲気に思う存分浸れるように 準備をしました。 何でもない日常が愛おしく思えるようになる、宝物にしたい一冊です。
ちょっと不思議な世界のお話。
AZOTHというちょっと不思議な世界を旅した人の日記です。 ファンタジーや幻想の世界のような全くの別の世界ではなくて、 現実に近いけれど少し違う、ちょっと不思議な世界です。同じクラフト・エヴィング商會著の 『すぐそこの遠い場所-AZOTH-』の中でAZOTHの21のエリアひとつひとつを 細かく説明しているので、両方あるとより楽しめると思います。 ちょっと気になったのは『クラウド・コレクター』でははじめの冒頭文で 同著者が前に書いたらしい本の引用?(「○○の中で書きましたが…」等) が頻繁に登場し、その引用に用いられている本を読んでいなかった私は、 不完全な感じがして不満に感じました。 その後は日記形式でお話が進むので、問題なく楽しむことができました。 ちょっと日常に疲れてしまった方、空想旅行などいかがでしょうか?
初めてクラフトエヴィング商会の本を手にする方へ
ファンタジーが好きな方。とっても好きな方。 子供の頃授業中に雲を眺めたり、空想にふけったりして先生に注意されたことがある方。 「オズの魔法使い」「アルケミスト」の世界観が好きな方。 自分は紳士、淑女であるという方。 ビールよりもワインが好きという方。また、ビールよりも日本酒が好きな方。 自分は体育会系よりも芸術系であるという方。 小学校中学年までサンタクロースは家にやってくると思っていた方。また、そのような素晴らしい家庭に育っている方。 大正ロマンに興味がある方。また、ハイカラという言葉に抵抗が無い方。 挿絵が入ってる本が好き。また、それが独創的であればあるほど心惹かれるという方。 新しいもの好きな方。独創的なものが好きな方。 本を見た目で!買ったことがある方。 とにかく素敵な本が読んでみたい方。 これのどれかに当てはまる方。お勧めです。 これは、斬新な21世紀型の本です。空想の世界を旅する架空のお話。 上品で洗練された、素晴らしい本。歴史的作品と言ってもいいでしょう。 現代ファンタジーの大傑作!! このレビューで興味を持った方。他の方々のレビューも参考にしましょう。
筑摩書房
どこかにいってしまったものたち じつは、わたくしこういうものです らくだこぶ書房21世紀古書目録 ないもの、あります アナ・トレントの鞄
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